理事長紹介
第31代理事長 小礒 寿彦

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理 事 長 所 信

一般社団法人牛久青年会議所 

第31代 理事長 小礒 寿彦

<はじめに>

 一般社団法人牛久青年会議所は昨年、創立30周年という大きな節目を迎える事ができました。これもひとえに先輩諸兄の皆様による「修練、奉仕、友情」の実践の賜物であります。1986年、牛久青年会議所は混迷した社会情勢の中、高い志を持った先輩諸兄の皆様によって日本で744番目の青年会議所として産声を上げました。以後、現在に至るまで、めまぐるしく社会情勢が変化する中、明るい豊かな社会を実現するために、まちの事を想い、自らが地域の先頭に立って運動を続けてこられました。この先輩諸兄の皆様の功績に感謝し、我々会員は今一度、この伝統ある一般社団法人牛久青年会議所をどのように継承していくべきなのかを考えなくてはいけません。創立31年目を担う我々は時代が変わろうとも、社会情勢が変わろうとも変わる事のない明るい豊かな社会の実現という不変の理念に基づき運動を継続していく為に、会員全員が牛久青年会議所の誇りを胸に、共に成長していきましょう。そして、如何なる時も仲間を信じ、自らに責任を持ち行動していく事が、今後の一般社団法人牛久青年会議所の発展に繋がり、さらなる高みに近づくと信じます。

 今日の日本では、長期のデフレーション、リーマンショックに端を発する世界同時不況、東日本大震災等の影響等により経済は低成長を続けています。また、尖閣諸島をはじめとする領土問題、集団的自衛権などの安全保障問題、少子高齢化による年金医療問題、原子力発電の安全神話崩壊によるエネルギー問題など様々な問題が取り沙汰されています。一方で地域に目を向けると、地域コミュニティーの希薄化、地方創生の推進、地域医療の問題などが挙げられます。しかしながら、私たちは普段の生活において、それ程まで多くの問題がある事を自覚していない様に感じます。それは、日本全体が物や情報をいつでもどこでも気軽に手に入れる事ができる便利な社会となり、何でも有って当たり前の暮らしが普通になってしまっている事が要因の1つに挙げられるのではないでしょうか。携帯電話やパソコンなど、私たちの欲を満たしてくれるものに溢れ、技術と経済の発展が人の夢を次々と実現させていきます。しかし、その反面で、部屋にいながらにしてあらゆる情報が収集できるようになり、誰とも会う事なく必要な知識や物を手に入れられるようになった事で、徐々に地域や社会への関心が薄れていき、隣人との関わり合いも少なくなり「自分がやらなくても他の人がやってくれる」や「自分の事で精一杯」というような自己中心的な考え方へと繋がります。何も無かった時代から、これまで地域全体で協力しながらこのまちを創り上げてきた先人達にくらべ、現代の青年世代は自分たちが住むこの国やこの地域の未来を本気で考えているでしょうか。今、この時代に再び光を照らすのは誰なのか。次の世代にこの愛する地域を繋ぐための希望となれるのは誰なのか、それは私たち青年世代の役割に他なりません。この混沌とした社会を明るい豊かな社会へと導く為に人々の無関心を関心に変えていく運動の推進が必要であり、その運動を通して青年世代をはじめとする牛久市民の皆様の社会への当事者意識を醸成していく事が青年会議所運動であると考え1年間青年らしく果敢に挑戦して参ります。


<夢と希望溢れる次世代の育成>

 選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が国会で可決、成立しました。世界に目を向けると18歳以上に選挙権を与える国が数多くあります。少子高齢化が一段と進む日本では、社会保障の負担を担う若い世代の声を政治がもっとくみ上げる必要があり、この度の改正公職選挙法が議論を国民的レベルに拡大させ、若い世代がより政治について真剣に考える契機としなくてはなりません。また、昨年9月に行われました牛久市長選挙や4月に行われました牛久市議会議員選挙の投票率は50パーセントに至らず、自分たちの生活に大きく関わる重要な事であるのに関心が少ないという現状がございます。若い世代が選挙とはどういった事なのか理解をする事で政治に関心を持ち、自分の一票が自分たちの未来の夢と希望に繋がる気持ちを育成して参りましょう。

 そして、人口減少時代に入り、労働人口が減少していく中で、今の子どもたちを待っているのは、よりグローバルで多様な人材が溢れる、厳しい競争社会であると言われています。そのような中においても、自分の能力を十分に発揮し幸せな人生を築いていかなくてはなりません。「子どもたちが幸せになる為には、学力だけでなくどのような力が必要であるか」このテーマについて、教育者や教育研究者の多くが、同様の考え方を示しています。これは文部科学省の学習指導要領にある「生きる力」や、「社会人基礎力」とも共通しており、コミュニケーション能力や、状況把握能力、問題解決能力、ストレス発生源に対する対応能力、豊かな人間性など、その多くが幼少期からの体験を通して身につける事ができる能力といえ、多様な体験をする事によってバランスよく身につける事ができる能力だと言われています。どのような社会が訪れるとしても、子どもたちが幸せになる為には、「生きる力」や「社会人基礎力」を育んでいかなくてはならず、我々は、明確な事業目的を持ち、子どもたちに多様な経験をする場を提供する事により、幸せになる為の力をつけ夢と希望溢れる子どもたちを育成して参りましょう。

 また、牛久青年会議所の次世代を担う者として、卒業生から学ぶ事も多くあります。卒業生の皆様が歩んでこられた歴史の中から、気持ちの変化や考え方など多くを学びましょう。そして、青年会議所運動に邁進されてきた卒業生に対し、感謝の気持ちを伝え、これまで牛久青年会議所に貢献された卒業生の新たな門出を盛大にお祝い致しましょう。

 

<青年会議所運動への理解を広める会員拡大>

 現在、会員数の減少は全国の青年会議所が共通で抱える大きな問題の1つであります。共に運動する仲間を増やしていく事は大変喜ばしい事ではありますが、ただ会の存続の為だけに無理な勧誘活動をするのでは本末転倒です。私の考える最善の拡大方法は、現在所属している会員一人ひとりが、一般社団法人牛久青年会議所の運動に、自信と誇りを持って行動していく事ではないかと考えます。その姿を見て「あなたたちと牛久の未来を考えてみたい」「あなたがいるから自分も青年会議所に入会してみたい」そんな事を言って頂けた時、自然と拡大は成功するのだと思います。同時に会員拡大運動は、我々の運動の理解者を地域に広げる事も目的である事にも注目しましょう。家族や仕事を優先する事は当たり前だとは思いますが、少しでも時間を作る事も修練の1つであり、家族や社員に青年会議所運動を理解して頂く事ができなければ新入会員候補者を入会へと導く事は難しいと思います。何事にも一所懸命に取り組めば家族、社員、地域の方、新入会員候補者は理解してくれるでしょう。まずは、メンバー全員が青年会議所運動の必要性を改めて認識しましょう。同じ志を持つ仲間を一人でも多く増やそうという気持ちの共有からなる会員拡大運動をメンバー全員で展開する事により地域に青年会議所運動への理解を広げて、明るい豊かな社会の実現を目指し、共に未来を創造する仲間づくりをして参りましょう。

 

<愛する地域を創造する人財の育成>

 青年会議所に入会したきっかけはメンバーそれぞれあるかと思います。私もそうでしたが、何をしている団体であるのかよく解らないままに入会をされたメンバーも多くいる事でしょう。また、入会3年未満のメンバーも多くなってきている中で、今一度この青年会議所運動とはどういった事なのかをメンバー全員で共有する必要があると考えます。私たちがなぜ青年会議所運動をしているのか考え、明確な答えを持つ事で青年会議所運動に対しての自信と活力に繋げて参りましょう。
 私たちはJAYCEEとして、また地域の担い手として、数多くの場面でリーダーシップを求められています。 地域や組織を発展させる為に必要なものを考えたとき、あらゆる場面で、活動の基軸となるのは明確な目的、的確な判断力、強い志を持ち、人としての素直さや優しさ、品格、また知性などを兼ね備えた「人」ではないでしょうか。 人としての魅力を上げ、自己の能力を高める事は地域の発展に繋がります。そして、そこで得た経験を少しでも多くの人へ伝えていく事が私たちの役目であると考えます。また、継続事業でありますいばらきちびっ子オセロキャラバン牛久地区大会の設営をする中で、茨城ブロック協議会担当委員会の意図をしっかりと理解し伝えて参ります。そして、毎年楽しみにしてくれている地域の子どもたちに喜んで頂ける様、メンバー全員がおもてなしの心で設営を致しましょう。その設営の中で、メンバー自身が改めておもてなしをするとはどういった事であるのかを学んで参りましょう。

  

<郷土愛から創る魅力溢れるまちづくり>

 茨城都民という言葉を耳にする事があります。私たち一般社団法人牛久青年会議所が運動する牛久市にも、茨城都民という言葉に当てはまる多くの市民が住んでいます。東京のベッドタウンとして利便性が高く、人口も増加している牛久市ではありますが、だからこそ、さらに地域を活性化する事で明るい社会の創造をしていく事が求められていると考えます。それは、私たち一般社団法人牛久青年会議所の担いの1つでもあります。私たち一般社団法人牛久青年会議所がこの地域を想い、想いを共有する人々や団体を巻き込み組織の垣根を超えたコミュニケーションの場を作り、青年会議所運動で培った強いリーダーシップを発揮し牛久の魅力を再発見するまちづくり事業を本年度構築して参りましょう。私たちは、過去の事業の中で地域活性化に繫がる地域の魅力を数多く発見してきました。この世界にも誇れる地域の魅力を牛久市に住む人々が地域の宝として誇れる気持ちを芽生えさせ、その宝を輝かせる為に市民も巻き込んだまちづくりの方策を模索、検討、実行に移して参ります。牛久市の魅力である宝を輝かせる事により、郷土愛が生まれる事で市民全員による魅力溢れるまちづくりへと繋げて参りましょう。
 また、継続事業でありますかっぱボウリングの設営をする中で、牛久青年会議所シニアクラブと牛久市商工会青年部との懇親を深めて参ります。シニアクラブの先輩諸兄の皆様方から青年会議所の歴史と伝統を学びながら積極的に交流を深める場として、牛久市商工会青年部との交流の中からは、同じ青年世代の集う団体として刺激や共感を得る場となる事業にして参りましょう。

 

<組織の円滑な運営 活動支援>

 当青年会議所において総務広報委員会の役割は、定時総会の設営、理事会の設営、例会でのセレモニーの運営、対内情報の記録、備品の管理、ホームページの運営管理など様々なものがございます。そのような多岐にわたる役割を円滑に実行する事で、青年会議所の他の委員会に安心感を与え、それぞれの委員会が担当する事業に集中して取り組めるようにサポートをして参ります。総務広報委員会は組織の中でも骨格とも言える部分であり、いかに機能するかによって組織の活動自体に大きな影響を与えると考えます。スムーズな運営を促す為の工夫を構築する事が一般社団法人牛久青年会議所の支えとなり組織を強くします。

 担当例会の定時総会は、毎年の事であるという気持ちを持たずにメンバー全員が新しい担いのスタートであるという意識を持ち、30年の歴史ある青年会議所の総会として厳粛に執り行い、当青年会議所の最重要事項を決定する場の設営を致します。また、1年間の締めくくりとして、2016年度一般社団法人牛久青年会議所の運動を、支え合ったメンバー、御家族、御友人など日頃から支えて頂いている大切な方々と共に振り返りましょう。全ての事業に背景と目的があり、1年間を通して運動してきた結果を共有する事が青年会議所運動への理解を深め、そして、改めて大切な方への感謝の気持ちを伝え、さらなる青年会議所運動の発展に繋げて参りましょう。

 事務局では、正副理事長会議の設営、理事会での資料取り纏めと議事録作成配信、各スケジュールの把握と月間予定表の作成、各事業への動員など、青年会議所運動に欠かす事のできない職務を担っております。的確な判断力とメンバー全員に気を配りながらの状況把握をしっかりとすることで一般社団法人牛久青年会議所の運動をスムーズにして支えて参りましょう。また、京都会議、全国大会を通じてLOMに勢いをつける設営をして参りましょう。 

 財政局では、委員長・財政局連絡会議の設営運営、運営費の出納管理、年間予算決算書の作成、各事業の備品購入等に関する予算の精査など、やはり青年会議所運動に欠かす事のできない職務を担っております。あまり表舞台に立つ役職ではありませんが、まさに縁の下の力持ちとなり青年会議所運動の支えとして1年間役職を全うして参りましょう。

 

<結びに>

 青年会議所は、限られた期間の中で自らを鍛え上げ、地域や社会全体にどのように役に立つか考え行動できる人を育てる場です。青年会議所の門を叩き、これまでの経験の中で強く感じる事は、個性溢れる同志との出会いや多様な知識を身につけることも重要な学びですが、多くの問題を抱える混沌とした時代だからこそ、我々は、責任転嫁や傍観ではなく、自分たちが必ずこの地域に光を照らし次世代の希望となると強く信じて青年会議所運動を一途一心に邁進していくべきだと考えます。人生の中で、未完成ながらも最も輝きを増す青年期。人は、未完成である事を知るにより成長を見出せるのです。そしていつか自分自身が世の役に立つ人へとなる、これが人生の学び舎たる青年会議所の存在意義だと確信します。国づくりはまちづくりに始まり、まちづくりはひとづくりに始まる。この先の40周年50周年と続いていく未来を見据え、失敗を恐れず勇気を持って果敢に挑戦して参りましょう。感謝の気持ちを忘れずに青年会議所の理念である明るい豊かな社会の実現にむけて心をひとつにして共に行動して参りましょう。