理事長紹介
第29代理事長 川島 紀文

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理事長所信

第29代理事長 川島 紀文 

〈はじめに〉

 何かを頼まれたりすると、まず何のメリットがあるかと損得勘定が問われることを大人、子ども問わず耳にする機会が増えたのではないでしょうか。また、なぜ生きねばならないのか。なぜ仕事をしなければならないのか。理由がなければ行動できない人が多くなっています。

 人は幸せになる権利と義務があります。しかしこの意味を勘違いしている人々が多いのも事実です。

 「社会が悪い」「政治が悪い」このような言葉を大人達が話している現代に未来を担う子ども達が夢を持つことが出来るでしょうか。また、いつの時代から納得の行かないことがあると簡単に人を殺めてしまい、命の尊さを忘れてしまっている人が増えてしまったのでしょうか。そしてメディアの中を取り上げても不幸なニュースが多く、幸せな報告が少ないのはなぜでしょうか。

 長い歴史の中で、その時代には必ず頭を悩ませる問題があったに違いありません。その時代の人々は問題を把握し、良き時代を作り上げるために何をするべきなのか考え行動して来たに違いありません。そして現代の問題を把握、改善することが我々に与えられた使命であると考えます。使命感は強い信念がなければ生まれることもなく行動へ移すことが出来ません。

 2020年開催が決定した東京オリンピック、パラリンピックにおいて様々な経済効果が期待されます。第二次世界大戦敗戦後、急速な経済復興を遂げた1964年の東京都開催地以来56年ぶりとなり、再び国際社会の中心に復帰する象徴的な意味があります。「誰もが未来をつかむことが出来る」と言われていることだけではなく、世界で最も先進的で安全な都市の中心で開催するダイナミックな祭典を目指しており、私たちの住むこの牛久市も大きな経済成長が期待されます。

 しかし経済成長の反面、人々の交流が多くなり犯罪や危険が増えることも懸念されます。また競争社会が生み出す、自分さえ良ければといった利己主義的な考えではなく地域に住む人々が自ら考え行動することで市民が求める地域がつくりあがるのです。

 成功することが前提の人生では面白くありません。不安や未知な世界があるからこそ成功へ向けてのやりがいや、その先の達成感があると私は信じております。青年会議所運動の中で私たちに託された青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会の実現を目指し、今こそ「Give and be givenの精神」で立ち上がりましょう。「Give and be given」見返りを求め行動するのではなく、与え続けて行きましょう。

 

〈青年会議所運動の支え〉

 青年会議所運動を行う際、事務局、財政局においては会員との情報の共有が重要になっております。いち早く正確に情報を発信することが組織を迅速に動かす機動力に繋がります。会員への様々な動員は事務局、また各運動の源となる財政を預かる財政局の運営、管理が重要です。

 各委員会担当副理事長、専務理事、議長のリーダーシップも重要ですが事務局長、財政局長と連携を持つことが組織構築の基礎となります。すべての会員と、こころが通じるような配信や動員をして行きましょう。

 

〈多くをサポートし、多くを発信する総務広報の力〉

 組織において総務広報は欠かすことが出来ません。会議の設営、運営はもとより情報をより多くの方へ迅速に発信することが重要になります。その発信により一般社団法人 牛久青年会議所の活動をより多くの人へ知って頂く機会が増え、地域市民の皆様に愛される団体が形成出来ると考えます。組織内の裏方で縁の下の力持ちと言っても過言でもありません。影で支えているメンバーがいるからこそ表舞台で活躍出来る人がいるのです。明るい設営を目指し、組織が円滑に運営出来るよう共に取り組んで参りましょう。

 

〈組織強化、組織拡大は対内構築から始まる〉

 28年間の長い月日の中で先輩諸兄の皆様が築き上げてきた組織を益々強いものにして行かなければなりません。時代が変わる中でも、一般社団法人牛久青年会議所発足の目的は永久に変わりません。なぜやらねばという意味も、昔も今も変わりありません。明るい豊かな社会の実現に向け青年会議所一丸となり邁進して行きましょう。

 歴史の1ページをつくるためには、その年毎の意味や重要な役割があると考えます。一人でも多くが参画し、より良い青年会議所運動を展開するためにも幅広い仲間をつくることが求められています。しかし対内構築がしっかりしていなければ、仲間を増やすことに力を入れることも、また快く迎え入れすることも出来ません。今こそ組織対内から再構築し、新しき仲間を増やすため私たちの力を発揮し、結果を出して行きましょう。

 そしてメンバーの家族にも、より一層の理解をして頂ける様な事業展開をして参りましょう。

 

〈豊かなこころを創造することが、明るい豊かな社会の実現となる〉

 すべての人々は必ず産声を上げ、幸せになるために誕生しています。しかし長い人生の中で様々な環境の違いから、こころのすれ違いが生まれているのではないでしょうか。個人の主張が尊重されるようになり、結果幸せな時代が築けているのでしょうか。何が足らないのか。

 個人の主張が尊重されることを理由に、都合の良い解釈ばかりをされる大人達が目立ちます。結果その姿を見ている子ども達は、それを常識と捉え何が悪いのか解らない子ども達が増えて行きます。大人達が子ども達から憧れ、尊敬されるような行動をなさなければ子ども達は良き成長が出来るはずがありません。

 豊かなこころを育てるには、今ある常識を改める必要も一部あると考えます。ネット社会が生み出した利便性、その反面で利己主義的な社会を作り上げたのも事実です。

 そこでもう一度、日本、日本人としての誇れるところを再認識し自信を持つこと。そして喜怒哀楽を惜しむことなく表現することの大切さ、人の成長はスキルでもなく知識でもなく「人は人でしか磨かれない」ということを集団行動の中で体験し学んで頂きたいと考えます。また日々の生活の有難さも忘れてはなりません。そして一人でも多くの人へ事業を通じ伝播して参りましょう。

 

〈人に気持ちを伝えることの難しさ。成功と失敗の両面から学ぶことの大切さ〉

 世界経済の中で競争が激化する反面、日本社会最近の傾向で2000年を境に、多く話題にあったベンチャー企業の減少や大きな変化を望まない若者が増えたのも事実です。積極性、チャレンジ精神、行動力といったことを前面に表現することではなく失敗することを恐れるあまり、多くの資格などの研修ばかりに執着し、習得したにも関わらず社会での活躍の場を活かせていない現状が多く見られます。

 個性が希薄化する現代、主張しない、興味があることにしか目を向けない、結果自分さえ良ければということが許されています。本来、競争社会から生まれる人や企業の成長がある反面、他人に興味を持たないことを理由に競争社会を嫌う風潮が正当化されて来ています。

 どんなに素晴らしいスキルや知識を持っていても、人に伝えることが出来なければ活かされないのも事実であり一番難しい課題であると考えます。成功にも失敗にも必ず原因があります。その教訓をどのように活かすのか。

 様々な体験者などへアプローチ、青年会議所運動を伝播し一般社団法人牛久青年会議所メンバー、地域市民の人々のためになるような活動を期待します。そして実体験の中から拝聴できるセミナーを委員会一丸となり、気持ちで人の心を動かすよう行動し委員会皆様が飛躍、成長出来ることを目指し一緒に創り上げて行きましょう。

 

〈人が憧れるまちとは何か。誰がつくることなのか〉

 まちづくりは行政がやるものだという声を良く耳にします。誰もが住みやすいまちづくりが望まれる今、私たち青年会議所に何が出来るかを検証、実践して行かなければなりません。

 うしくの未来創造という未知なる挑戦に地域市民の皆様の声を聞き、一つのベクトルをつくり意識を共有することが住みよいまちづくりの一歩になると考えます。夢の実現に向けプランをつくり問題を把握、検証、実践して行きましょう。

 地域に住む人々が、どこに行っても「どのような特徴があるまちなのか」自信をもって明確に伝えられる色がなければなりません。また人が憧れるまちとは人々の交流や活気に満ち溢れる地域だと考えます。

 多くの地域市民が交流する機会を他団体や行政との連携を図り、地域の色や、地域のたからを全国、全世界へ発信し、人が憧れるまちを創造して行きましょう。

 長き道のりではありますが今こそ、うしくの未来創造委員会に課せられた大きな一歩を一緒に踏み出しましょう。

 

〈30周年事業開催へ準備期間の重要性〉

 28年間の長い月日の中で先輩諸兄の皆様が築き上げてきた歴史と伝統をどのように次世代に渡して行くのか重要な準備期間となります。

 地域市民の皆様が交流する機会を通じ、この牛久市にも「明るい豊かな社会の実現」に向け運動展開する一般社団法人牛久青年会議所が2015度に30周年を迎えるということを強く発信して行きましょう。そしてメンバー全員が意識高まる事業を開催することで、2015年度に開催される30周年事業が地域市民はじめ多くの皆様と心からお祝いすることが出来る一日になることでしょう。

 また10年後、20年後を見据えメンバー同士が大いに語り合い、綿密且つ繊細に準備し事業計画、予算計画を進めて参りましょう。

 世界に誇れるオセロが茨城発祥の地域のたからであることや、30周年事業PRを兼ね推進し「こころひとつになり」地域市民の皆様、県内外青年会議所メンバーを「おもてなしの心」で事業が開催出来るよう一緒に作り上げて行きましょう。

 

〈結びに〉

 限りある時間の中で何をするべきか。結果は日々の努力に比例し、費やした時間と経験は必ず自身の糧となり大きな成長に繋がります。我々、青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会の実現」と一般社団法人牛久青年会議所皆様の成功が生まれることでしょう。

 また日々の生活の中で多岐にわたり試練や苦難があるかと考えますが、避けることなく英知と勇気と情熱を持ち向き合うことを強く望みます。一生懸命努力している人には身近に必ず仲間がいるということを忘れないで下さい。また様々な人々への感謝の気持ちを忘れることなく、相手の気持ちに立ち率先して行動して行きましょう。

 そして子ども達から憧れられる存在になり、愛する地域、仲間、家族、未来を担う子ども達のため、「人間の個性は至宝であり人類への奉仕が人生最善の仕事である」という言葉を胸に刻み「Give and be givenの精神」で、この苦境をともに突き進んで参りましょう。素晴らしき門出に旗を掲げ一般社団法人牛久青年会議所が皆様から愛され求められる強い組織を一緒に創り上げましょう。